資格試験とは不思議なもので、毎年一定の割合で合格者を出しています。人生のターニングポイントにもなる「お受験」においても同様のことが言えます。
これは一体どういうことなのでしょうか?
実はこの答えから、最短で合格をつかむ必勝法が見えてきます。
資格試験でも”大数の法則”があてはまる!
「大数の法則」…聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
Wikipediaでは以下のように記述されています。
ある試行において事象が起きる確率(数学的確率、理論的確率などともいう)が p であり、その試行は、繰り返し行ったとしてもある回の試行が他の回の試行に影響を及ぼすことがない(独立試行)ものとする。このような前提条件の下で、その事象が起きる比率が試行回数を増やすにつれて近づく値(統計的確率あるいは経験的確率)は p である。つまり、各回の試行において各事象の起こる確率というものが、試行回数を重ねることで、各事象の出現回数によって捉えられるというのが大数の法則の主張するところである。
簡単に説明するなら、試験が何度も繰り返されると、それによって計算される合格者の割合は理論的な値に近づいてゆくということです。また、1回の受験においても、受験者数が多いほど、受験生の合格確率は理論的値に近づいてゆくということもできます。
ここで、そもそものお話ですが、試験の合格に理論的な合格率などあるのでしょうか?
答えはYESです。合格人数の制限や出題分野、難易度のばらつきなどによって実際の合格率は多少変動しますが、それぞれの試験について、出題範囲が「ココからココまで!」と決められていることがミソです。
何人に一人合格するかが大数の法則である程度信頼できる値がわかっており、加えて多くの試験は何点とれば合格できるかも算出されています。
つまり、出題範囲のどこ(まで)をしっかりカバーすべきか作戦を立てることが可能です。
過去問を反復して解くだけで合格がグッと近づく!
つまり、合格者の条件を逆算すればよいのです。×だらけの出題範囲をいかに◯に変えて行くか、それだけです。
一定割合の◯を確保した人(実力)か、出題傾向の分析によってしかるべき場所を重点的に◯に変えた人(効率)、そしてたまたま勉強していた、あるいは得意分野だったおかげで◯が多い部分が出題された人(運)などが合格します。
つまり、合格するために最も効率のよい勉強は”過去問”を解くことです。出題範囲のうち、広く浅くさらってから、数年分の過去問を実際に解き、解説を理解し、解き直す。それから出題傾向に沿った主要な範囲を中心に学習を深めることで、たとえ合格に膨大な学習時間を要すると言われる難関試験でも、必要最小限の努力で合格することが可能というわけです。
たとえば、簿記3級の資格試験などの場合でも、上記の方法で勉強を進めることで、何も考えずに勉強をする場合に比べて、圧倒的なスピードで合格力をつけることが可能です。
過去問や中心となる出題範囲について学習できるコンテンツを以下に紹介しますので、日商簿記検定に関心がおありの方は、一度ご覧になってくださいね!
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