プログラミング初心者の方が、プログラミングを始めるときに、まず触れる言語として多いのはHTMLです。
※厳密にはHTMLはプログラミング言語ではなく、マークアップ言語と呼ばれるものですが、この記事ではプログラミング言語と呼ぶことにします。
Webページを構成する言語であるHTMLですが、最近ではその進化版であるHTML5という言葉を耳にする方も多いのではないでしょうか。
プログラミング初心者からすると、HTMLを学べばいいのか、それともHTML5を学べばいいのか悩む方もいらっしゃるかと思います。
今回はこれから学習するなら、HTMLとHTML5のどちらを学ぶべきかについてご紹介します。
これから学習を始めるなら絶対HTML5
いきなり結論ですが、これからHTMLの学習を始める場合は、絶対にHTML5の学習を進めるべきです。
以下は、なぜHTMLではなく、HTML5を学んだ方がいいのかについて解説します。
そもそもHTMLを新しく改善、修正したのがHTML5
そもそもHTMLとHTML5は全く違う言語ではなく、HTMLを新しく改善、修正したものがHTML5です。
そして、なぜHTMLがアップデートされるのかというと、Webページの要素が日々進化しているからです。
みなさんの中に昔のWebページがどんなものだったかをご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、1990年代のWebページなどは、今のように画像がリッチに表示されることもなく、ましてやYouTubeのような動画をWebページに埋め込むようなことはまずありませんでした。
当時のWebページと現在のWebページでは、必要となってくる技術が大きく異なり、その実情に合わせHTMLも進化していったのです。
正式にHTML5が勧告された
HTML5という言葉が世に出てきたのは2008年ですが、実はインターネットの標準化団体であるW3CがHTML5を正式に勧告したのは、2014年10月28日ととても最近の話なんです。
HTML5勧告 オープン・ウェブ・プラットフォームの重要なマイルストーンを達成 安定した基盤上で、次世代のウェブテクノロジーを構築
この正式勧告がなされたという発表はとても大きなインパクトをもったもので、これからのWebページはHTML5で書いていきなさいよ、とインターネットの世界の偉い人たちがお触書を出したようなものと言えます。
古いHTMLの書き方は検索結果にも悪い影響が出る
HTMLはHTML5が正式勧告されるより前から、何度も改訂がなされています。
そして、昔は問題のなかったHTMLの書き方も、今は推奨されていないものがたくさんあります。
そのような非推奨のHTMLで構成されたページは、検索エンジンが判定するページの品質評価で低い評価をつけられる可能性があります。
これからHTMLを学んでWebページを作成される方は、せっかく作るのなら検索エンジンにも高評価をもらえるページを作りたいものです。
そのためにも、HTML5の知識を今からしかり身につけておきましょう。
いかがでしたか?
もし、これからHTMLの学習を始める場合は、是非HTML5の学習に取り組んでください!
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プログラミングの学習を始める際は、是非チェックしてみてください。
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