小学4年生が作ったとか作っていないとかで話題になった「どうして解散するんですか?」(サイトは既に閉鎖)。
安倍首相、“小4なりすまし”政治サイト「どうして解散するんですか?」をFacebookで批判 「最も卑劣な行為」
【悲報】小学4年生が作った政治系サイトが早くも小学生が作ってないとバレる #どうして解散するんですか
小学4年生が作ったにしては、サイトで使われている技術が玄人じみていたことが、ウソがバレる要因にもなりました(現在「どうして解散するんですか?」のサイトには謝罪文のみが掲載されており、元のサイトを見ることはできません)。
サイトの構築に使われていたものの1つにDreamweaver(ドリームウィーバー)というAdobe社製のツールがあります。
DreamweaverはWebサイトのデザインを作るツール
DreamweaverはWebページのデザインで使うツールです。
デザインのテンプレートを適用させて作成するのではなく、Webページのデザインをゼロから作るときに利用されます。
本当に小学4年生がさくっとWeb上に文章なり画像なりを公開したいのであれば、アメーバブログやFC2ブログなどの日本のブログサービスを使うというのが現実的です。また、もう少し高度なことをするなら、WordPressなどのCMSを使ってWebサイトを作ることが考えられます。
これらのサービスを使えば、既にデザインができあがっているページに、文章や画像を流し込んでいくことになるので、デザインをゼロから作るような作業は発生しません。
しかし、「どうして解散するんですか?」では、上記のような方法をとらず、DreamweaverでWebサイトのデザインを自作しています。
Dreamweaverはプロの使用にも耐えられるデザインツール
WebページはHTMLというページを構成する要素とCSSという見た目を整える要素で構成されています。
Webページの開発にはこれら、HTMLとCSSのコードを書いていくことになるのですが、Dreamweaverを使えば、コードを書くことなく、最終的な見た目を編集することで、HTMLやCSSを生成させることができます。
さらには、Dreamweaverは動きのある要素を作るために必要なjQueryを扱うこともでき、プロのWebデザイナーの使用にも耐えうる本格的なWebデザインツールです。
このような玄人向けのツールですから、小学4年生がバリバリDreamweaverを使っていたというのは、あまり現実的とは思えません(もちろん、小学生でもDreamweaverを使っている人はたくさんいるはずですが)。
Dreamweaver以外にも小学4年生っぽくない技術がちらほら
「どうして解散するんですか?」にはDreamweaver以外にも、アマゾンが提供するクラウドサーバであるAWSを使っていたりと、小学4年生が作ったとは思えない技術・ツール・サービスがたくさん含まれていました。
本当にあのサイトを小学4年生が作ったのだとしたら、今Webデザインや開発で仕事をしている人たちが青ざめていたことでしょう。
しかし、プログラミング教育が小学校から行わることもある現代ですから、Dreamweaverなどのツールをバリバリ使う小学4年生が現れるのも、全く非現実的なこととは言えません。小学生に負けないようにプログラミングの知識、スキルを身につけましょう!
コメント