パワーポイントでプレゼン作成力を高くするポイント
パワーポイントでのプレゼンは、ビジネスで欠かせません。社内の発表会や、お客様との打ち合わせ、大衆でのプレゼンテーションなど多くのビジネスシーンでパワーポイントを使ってプレゼン資料を作成し、そして話を進めていきます。
プレゼン資料は、あなたが伝えようとするメッセージを相手にとってわかりやすくするためのコミュニケーション・ツールです。
パワーポイントでのプレゼン作成には、ちょっとしたコツがあります。この法則を守ることによって、プレゼン資料の質が格段に良くなります。
パワーポイントでプレゼンの質を上げるための基本的な法則をまとめてみました。
プレゼンの状況を設定する
プレゼンの状況設定がなければ、プレゼンテーションの流れやコンテンツの作成はできません。無理やりプレゼンを作成しても、それは良いプレゼンとは言えないでしょう。
良いプレゼン、わかりやすいプレゼンは、コミュニケーションの基本的な要素が十分に検討されています。
1. ワンスライド・ワンメッセージ
1枚のスライドに複数のメッセージが込められていると、聞き手は混乱します。メッセージとは、「主張(言いたいこと)」を意味します。
シンプルでわかりやすいプレゼンは、1枚のスライド(ページ)にメッセージは1つしかありません。たった1つのメッセージに絞り込みます。
2. とにかく絞り込む
各ページにメッセージ1つだけならえ、聞き手にとってあなたのプレゼンがより理解しやすくなります。スライド上に投影されている情報のすべてが、そのページのメッセージに関係があり、メッセージを伝えるための道具です。メッセージに関係ない、関係が薄い文章・文字・ダイアグラムや図などのアイテムはスライドから省くようにしましょう。
3. 話し手にもメリットがあるワンスライド・ワンメッセージ
ワンスライド・ワンメッセージには話し手にもメリットがあります。スライド構成を検討する際に、メッセージの構成が非常にシンプルになります。メッセージ数がスライド数になります。また、1ページのスライドにメッセージが1つであるため、プレゼン内容やプレゼン全体の流れが非常に覚えやすくなります。
4. スライドレイアウトの基本原則を守る
見やすいスライドのレイアウトにはいくつかの基本原則があります。ここでは代表的な2つのスライドレイアウトの基本原則を紹介します。
4-1. スライドの流れは左上から右下へ
配布資料や事業計画などを目的としたパワーポイントのスライドは、少し図や文字が多くなることがあります。このような場合では、話の流れが左上から右下へと流れるようなレイアウトをとります。人の目は、無意識に左上から情報に触れ始め、徐々に右下へと移動します。つまり、スライドのストーリーも左上から右下へと展開するようなレイアウトを取ることで、聞き手はスライド上の構造化された情報を容易に理解できるようになります。
4-2. 図が少ないスライドは、オブジェクトを中央によせる
パワーポイントのスライドで1ページに1メッセージを守れば、1つのオブジェクトだけで構成されるスライドがあります。このようなスライドのオブジェクトは、スペースを最大限に使うとスライドの見た目が間延びして見えることがあります。なので、その場合には、スライドを中央にオブジェクトを寄せてしまいましょう。そうすることでスライドの見た目が締まって見えるようになります。
最後に
これらの鉄則を抑えるだけでも、十分にプレゼン上手になれます。
パワーポイントをまだ使いこなせていないという方はおすすめの講座を載せておくのでご活用ください。
コメント